PS3・Vitaのストアが2027年7月に終了。買ったゲームはどうなる?新作ディスク終了とあわせて、今やっておきたい5つのこと
PS3とPS VitaのPlayStation Storeは、日本では2027年7月に終わります。買ったゲームは当面ダウンロードできますが、期限は示されていません。2028年1月以降の新作ディスク終了とあわせて、変わることと今やっておきたいことを整理しました。
PS3とPS VitaのPlayStation Storeが、日本では2027年7月に終わります。あわせて、PlayStationの新作ゲームのディスク版も、2028年1月以降はなくなります。
どちらも今年7月1日の発表ですが、「昔買ったゲームは遊べなくなるの?」は気になるところです。結論から言えば、すぐに遊べなくなるわけではありません。ただし、公式の言葉は「当面の間」で、いつまでという約束はありません。
この記事では、2つの発表で変わることと変わらないことを分け、PS3やVitaを持っている人が今のうちにできることをまとめます。
この記事のポイント
- 結論:買ったゲームは、終了後も当面はダウンロードできる。期限は示されていない
- 日本では2027年7月に、PS3とVitaで新しく買えなくなる
- 残しておきたいゲームは、ストアが動いているうちに本体へ入れておく
- ディスク版の終了は2028年1月以降の新作だけで、今あるディスクは関係ない
- 買うのはゲームそのものではなく、使う権利という点は電子書籍と同じ
まず整理:2つの発表の違い
似たような時期の話ですが、別の発表です。
| PS3・Vitaのストア終了 | 新作ディスクの終了 | |
|---|---|---|
| いつ | 日本は2027年7月 | 2028年1月以降の新作 |
| 対象 | PS3とPS Vitaの本体のストア | PlayStationの本体向けの新作 |
| 買えなくなるもの | PS3・Vitaでの新しい購入 | 新作のディスク版 |
| 変わらないもの | 買ったものは当面ダウンロードできる | 発売済みのディスク、2028年1月より前のディスク版 |
海外の一部では、PS3向けのストアが2026年8月から順に閉じ始めています。今回の終了の理由について、PlayStationは、ストアが新しい購入・決済のしくみへ進むなかで、PS3とVitaが最新のシステム更新の条件を満たしにくくなったと説明しています。
実はPS3とVitaのストアは、2021年にも終了が告知され、ユーザーの声を受けて取り下げられた経緯があります。今回は技術面の理由が挙げられているので、前のように取り下げられると期待して待つのは、おすすめしにくいところです。
買ったゲームはどうなる?
PlayStationのお知らせでは、購入済みのコンテンツは、サービス終了後も当面の間ダウンロードできるとされています。すでに本体に入っているゲームは、そのまま遊べると考えてよいでしょう。
ただ、「当面の間」がいつまでかは書かれていません。PlayStation Networkの利用規約にも、再ダウンロードは保証しないこと、コンテンツの保管は利用者の責任であることが書かれています。
参考になるのがPSPです。PSP本体のストアは2016年に販売を終えましたが、購入済みのソフトは、その後もダウンロードリストから入れられると案内されてきました。すぐに消えるわけではない、というのは過去の例からも言えそうです。とはいえ、これからも同じとは限りません。
今のうちにやっておきたい5つのこと
1. 本体が動くか確かめる
長く電源を入れていないPS3やVitaは、まず動くかどうかを見ておきます。古い本体は、ストアよりも先に本体が動かなくなることもあります。
2. サインインできるか確かめる
購入に使ったアカウントのメールアドレスとパスワードを確かめます。昔のメールアドレスのままだと、パスワードを忘れたときに戻せません。アカウントの守り方は、ゲームのアカウントの乗っ取り対策の記事にまとめています。
3. 残したいゲームを本体へ入れておく
ストアの購入済みの一覧(ダウンロードリスト)から、残したいゲームを本体へダウンロードしておきましょう。ストアが動いているあいだに入れておくのが、いちばん確実な備えです。Vitaはメモリーカード、PS3は本体の空き容量も見ておきます。
4. 欲しいゲームは2027年7月より前に買う
ストアでしか買えない作品や、後のシリーズへの移植がない作品は、終了が近づいてから慌てないよう、早めに候補を決めておきます。PS3やVitaから買えていたPSP向けの作品も、ストアが閉じれば買う手段がなくなると考えられます。
5. ウォレットの残高を確かめる
お知らせにはウォレットの残高の扱いが書かれていません。PS3やVitaでしか使っていない人は、早めに残高を確かめて、使い道を決めておくと安心です。
ディスク終了で、手元のゲームはどうなる?
こちらは対象が新作だけです。発売済みのゲームと、2028年1月より前にディスク版で発売されるゲームには影響しないと、PlayStationは明記しています。手元のディスクが使えなくなる話ではありません。
2028年1月以降の新作は、PlayStation Storeと販売店で、ダウンロード版としてだけ売られます。理由として、PlayStationは購入の傾向とデジタルへの移行を挙げています。
パッケージ版が好きな人にとっては、次の2点が気になるところです。
- 中古で売れない新作が増える:ダウンロード版は、売ったり貸したりできません
- パッケージ版でも中身がないことがある:今月発売のGTA6のように、ディスクが入っていないパッケージもあります(GTA6の記事でくわしく紹介しています)
どちらで買うか迷う人は、ダウンロード版とパッケージ版の比較も参考にしてください。将来の本体で今のディスクが動くかどうかは、まだ発表されていません。
買ったのは「ゲーム」ではなく「使う権利」
PlayStation Networkの利用規約には、購入という言葉を使っていても、知的財産や所有権が移るわけではないと書かれています。ゲームは、個人で楽しむために使う権利として提供されているわけです。
これは電子書籍と同じ考え方です。ストアが終わったあとの扱いは、サービスごとに違います。電子書籍ストアが終わったときの記事で見たように、引き継がれる場合もあれば、読めなくなる場合もあります。
よくある質問
2027年7月を過ぎたら、PS3やVitaは使えなくなりますか?
いいえ。終わるのはストアでの新しい購入です。本体や、入っているゲームが使えなくなるとは発表されていません。
PS Plusでもらったゲームはどうなりますか?
今回のお知らせには書かれていません。利用規約では、更新しなければ、サブスクで取得したコンテンツが使えなくなることがあるとされています。
新作のディスクがなくなったら、ディスクドライブは要らなくなりますか?
手元のディスクを遊ぶなら必要です。ディスク版がなくなるのは2028年1月以降の新作だけです。
日本の終了日は何日ですか?
今回のお知らせでは「2027年7月」までで、日にちは書かれていません。
このブログの考え方
ダウンロードで買うのは便利です。ただ、便利さの裏側には「お店が続いていること」が前提としてあります。店が閉じるときに初めて、自分が買ったものの正体がわかるのが、デジタルの買い物なのかもしれません。
個人的にはパッケージ版が好きなので、新作がすべてダウンロード版になっていくのは、やっぱりさみしいです。手に取って眺める楽しさは、紙の説明書がなくなったころにもう薄れていました。それでも、コレクションとして集める楽しみは今も残っています。ディスクがなくなれば、新作ではそれもできなくなります。
だからこそ、好きな作品ほど、動く本体と入ったデータ、そして手元のパッケージを大事にしておきたいと思います。遊ぶ予定がなくても、一度電源を入れてみるのが最初の一歩です。
まとめ
- PS3とVitaのストアは、日本では2027年7月に新しい購入ができなくなる
- 買ったゲームは終了後も当面はダウンロードできるが、期限は示されていない
- 本体の動作、サインイン、ダウンロード、欲しい作品、ウォレットの5つを確かめておく
- ディスク版の終了は2028年1月以降の新作だけで、手元のディスクには影響しない
- 買っているのはゲームを使う権利なので、残したい作品は早めに本体へ
参考資料
- PS3およびPS Vita向けPlayStation Storeに関するお知らせ(PlayStation.Blog、2026年7月1日)
- PlayStationコンソール向け新作ゲームのディスク生産を2028年1月に終了(PlayStation.Blog、2026年7月1日)
- PlayStation Network 利用規約(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)
- PS Vitaのゲームソフト購入方法(PlayStation サポート)
- 「PSPの購入機能」終了予定日を7月6日に延期(GameBusiness.jp、2021年7月3日)
- PS3・PS Vitaのストア今度こそ閉鎖、2027年7月に全世界でサービス終了へ(GameBusiness.jp、2026年7月2日)
※ 記事の内容は、2026年11月1日時点の公式情報をもとにしています。サービスの内容は変わることがあるので、最新の案内はPlayStationの公式サイトで確かめてください。



