VS Codeの見た目が変わる「モダンUI」とは?変更点と、元に戻す方法
VS Codeで進む画面デザインの見直し「モダンUI」。新しい配色テーマやつながって見えるタブ、Compact表示など何が変わるのか、試し方と従来の見た目に戻す設定、テーマへの影響をまとめました。
プログラミングやWeb制作で定番のエディタ「Visual Studio Code(VS Code)」の見た目が、少しずつ新しくなっています。2026年10月15日、VS Codeの公式ブログで、画面全体のデザインを見直す「モダンUI」の取り組みが紹介されました。
「いつの間にかタブの形が変わった」「余白が増えた?」と感じた人もいるかもしれません。この記事では、何が変わるのか、試し方と元に戻す方法、テーマや拡張機能への影響をまとめます。
この記事のポイント
- 目的は「作り直し」ではなく、見慣れた画面のまま、整理して見やすくすること
- 新しい配色テーマ(Dark 2026 / Light 2026)、つながって見えるタブ、余白をつめる「Compact」表示など
- 気に入らなければ、設定で従来の見た目に戻せる(ただし将来は新しい見た目に一本化される予定)
モダンUIってなに?
VS Codeのチームが進めている、画面デザインの見直しです。公式ブログでは、エディタを作り直すのではなく、見慣れた画面の階層をわかりやすくし、目に入る雑音を減らすことが目的だと説明しています。
最近のVS CodeはAIのエージェント機能(チャットで作業を任せる機能)にも力を入れていて、エディタとエージェントの画面の両方を、同じデザインのルールで支える土台づくりという意味もあるそうです。
逆に、こんなことはしないとも書かれています。
- ファイルを編集する部分そのものの作り直し
- 全員の画面を同じ見た目にそろえること
- 情報の密度や、カスタマイズのしやすさを犠牲にすること
何が変わるの?
| 場所 | 変わるところ |
|---|---|
| 配色 | 2026年版のテーマ「Dark 2026」「Light 2026」 |
| 画面全体 | 余白や文字、ボタンなどに共通のルール(デザイントークン)を適用 |
| サイドバー・パネル | 区切りの線や、大きさを変えるつまみが見つけやすくなる |
| 見出し | すべて大文字のラベルをやめ、すっきりした表示に |
| タブ | 選んでいるタブが、編集エリアとつながって見える形に |
| 表示の密度 | 余白をつめた「Compact」を選べる |
公式ブログによると、フルHD(1920×1080・拡大率100%)の画面では、新しい見た目のほうが横に約20px、縦に12〜18pxほど多くスペースを使うそうです。「少し広々した」と感じるのはこのためです。気になる人は、次に紹介するCompact表示を試してみてください。
試し方と、元に戻す方法
新しい見た目は、2026年7月のバージョン1.129で「実験的なプレビュー」として登場し、段階的に広げていく方針です。まずは安定版の実験的な設定として、次にプレビュー版(Insiders)で標準として、そのあと安定版の一部の人、最後に安定版の全員へ、という順番が示されています。
余白をつめたいとき
- 画面上部の「レイアウトのカスタマイズ(Customize Layout)」で、表示の密度を「Compact」にする
- または、設定の
window.density.layoutをcompactにする
従来の見た目に戻したいとき
- 設定(⌘ + , / Ctrl + ,)を開き、
workbench.experimental.modernUIを検索して、チェックを外す
開発元のGitHubには、新しい見た目で動作が重くなったという報告も寄せられています。入力やウィンドウの操作がもたつくと感じたら、いったんこの設定をオフにして、ウィンドウを再読み込みしてみてください。
ただし、従来の見た目はいずれ廃止する計画とされています。時期はまだ決まっておらず、事前に知らせるとのことです。
テーマや拡張機能への影響は?
今使っている配色テーマは、新旧どちらの見た目でもそのまま動くと説明されています。新しく追加された色の設定が用意されていないテーマでは、これまでの色が代わりに使われます。
テーマや拡張機能を自分で作っている人は、新旧の見た目と、ライト・ダーク・ハイコントラストの各テーマで表示を確かめておくのがおすすめです。
このブログの考え方
実はこのブログの仕組み(CMS)も、VS Codeで作っています。毎日のように開くエディタなので、見た目が変わると最初は少しとまどいますよね。
それでも、「作り直すのではなく整理する」「元に戻す道も残す」という進め方は、使う人のことを考えたやり方だと感じました。急いで慣れる必要はないので、Compact表示を試したり、合わなければ一度戻したりしながら、自分に合う形を探してみてください。
まとめ
- VS Codeは、画面デザインを整理する「モダンUI」を段階的に導入中
- 新しい配色テーマ、つながって見えるタブ、すっきりした見出し、Compact表示など
- 戻したいときは
workbench.experimental.modernUIのチェックを外す(将来は廃止予定) - 既存のテーマはそのまま使える。自作のテーマは新旧の見た目で確認を
参考資料
- Modernizing the VS Code UI(Visual Studio Code 公式ブログ、2026年10月15日。英語)
- Microsoft Gives Visual Studio Code a Modern UI Preview(Linuxiac、2026年7月。英語)
※ 記事の内容は、2026年10月21日時点の情報をもとにしています。設定の名前は変わることがあります。



