セキュリティソフトは必要?Windows・Mac・iPhone・Androidの標準機能でどこまで守れるかと、入れたほうがいい人
今のWindows・Mac・iPhone・Androidには、最初から守りのしくみが入っています。OSごとの標準機能でどこまで守れるかを整理し、セキュリティソフトが必要な人・なくてもいい人の見分け方、選ぶときの4つのポイント、ESETとノートンの特徴をまとめました。
本記事はプロモーションを含みます。
「パソコンやスマホに、セキュリティソフトは入れたほうがいいの?」。新しい機械を買ったときや、更新料の案内が届いたときに、迷う人は多いと思います。
結論から言うと、今のWindows・Mac・iPhone・Androidには、最初から守りのしくみが入っています。そのため、使い方によっては、標準機能だけで十分な人もいます。一方で、標準機能では手薄になりやすいところもあります。
この記事では、OSごとの標準機能でどこまで守れるかを整理し、セキュリティソフトが必要な人・なくてもいい人の見分け方と、選ぶときのポイントをまとめます。
この記事のポイント
- Windowsの「Microsoft Defender」は、第三者の検査機関でも高い評価。ウイルス対策だけなら、標準機能でも十分に戦える
- iPhoneは、しくみ上ウイルス検査アプリを作れない。入れるなら、詐欺サイト対策やVPNが目的になる
- セキュリティソフトが役立つのは、家族の端末をまとめて守りたい人、詐欺サイトや情報漏えいへの備えを一か所で済ませたい人
- どれを選んでも、OSの更新・2段階認証・パスワードの使い回しをしないことが土台
結論:標準機能で足りる人・セキュリティソフトがあると安心な人
| こんな人は | おすすめ |
|---|---|
| パソコン1台・スマホ1台を自分だけで使い、OSの更新をきちんと当てている | 標準機能で十分なことが多い |
| 家族のパソコン・スマホも、まとめて守りたい | セキュリティソフトがあると安心 |
| 子どもにスマホやパソコンを使わせる(見守りがほしい) | セキュリティソフトがあると安心 |
| ネット通販やネットバンキングをよく使い、詐欺サイトが心配 | セキュリティソフトがあると安心 |
| メールアドレスやパスワードの漏えいに、早く気づきたい | 漏えいの見張り機能つきのソフトが便利 |
| カフェやホテルなどの無料Wi-Fiをよく使う | VPNつきのソフトが便利 |
| 古いOSを使っていて、更新が届かない | ソフトより先に、買い替えやOSの更新を考える |
ここからは、まず標準機能でできることを確かめていきます。
まずは標準機能を知ろう
Windows:Microsoft Defender
Windows 10・11には、「Windows セキュリティ」というアプリが最初から入っています。中身は、ウイルス対策のMicrosoft Defender、外からの不正な接続を防ぐファイアウォール、危ないアプリを止めるスマート アプリ コントロールなどです。Microsoftは、Windowsを起動した直後から守りが働くとしています。
ウイルス対策の実力も、なかなかのものです。ドイツの検査機関AV-TESTの2026年8月の検査では、Microsoft Defenderは、守りの性能で6点中6点を取り、優秀な製品に与えられる「TOP PRODUCT」に選ばれています。
確かめておきたいこと:スタートメニューから「Windows セキュリティ」を開き、各項目に緑のチェックが付いているかを見ます。
Mac:最初から3重の守り
Appleによると、Macは3段階でマルウェア(悪いソフト)を防いでいます。
- 入れる前:App Storeや、Appleの確認を受けたアプリ以外は、起動の前に止める(Gatekeeper)
- 動かす前:既知のマルウェアを見つけたら、動かさずにゴミ箱へ移す(XProtect)
- 動いてしまったあと:見つけたマルウェアを取り除く(XProtect)
見つけるための情報は、OSの更新とは別に、Appleから自動で届きます。
確かめておきたいこと:「システム設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」の「自動アップデート」で、「セキュリティ対応とシステムファイルをインストール」がオンになっているかを見ます。
iPhone・iPad:ウイルス検査アプリは作れない
iPhoneのアプリは、それぞれが仕切られた部屋の中で動き、ほかのアプリの中身をのぞけないしくみになっています。アプリはApp Storeの審査を通ったものしか入れられません。
このため、パソコンのような「端末の中をくまなく検査するアプリ」は、iPhoneではそもそも作れません。実際、ESETも公式サイトで、iOS向けのウイルス対策は提供していないと明記しています。
iPhone向けのセキュリティアプリは、詐欺サイトのブロック、VPN、迷惑電話・迷惑メッセージの対策などが中心です。こうした機能が必要かどうかで考えましょう。
Android:Google Play プロテクト
Androidには「Google Play プロテクト」が入っていて、最初からオンになっています。Googleによると、Playストアからアプリを入れる前に安全かを確かめるほか、Playストア以外から入れたアプリも端末の中で調べ、危ないものは警告したり、止めたりします。
確かめておきたいこと:Playストアアプリでプロフィールのアイコンを押し、「Play プロテクト」の設定で、アプリのスキャンがオンになっているかを見ます。
Androidは、Playストア以外からもアプリを入れられるぶん、iPhoneより自由度が高く、そのぶん気をつける場面も増えます。知らないサイトから「このアプリを入れて」と言われても、入れないのが基本です。
標準機能だけでは手薄になりやすいところ
標準機能は、「端末にウイルスを入れさせない・動かさない」ことは得意です。ただ、最近の被害は、**ウイルスより「だまし」**が中心になってきています。
- 偽の通販サイトや、銀行を名乗るフィッシング:ブラウザにも危ないサイトの警告はありますが、新しく作られた偽サイトは、すり抜けることがあります
- 家族の端末の管理:誰の端末の更新が止まっているか、まとめて見る方法は、標準機能にはほとんどありません
- 情報漏えいへの気づき:自分のメールアドレスやパスワードが、どこかで漏れていないかを見張る機能は、標準ではありません
- 無料Wi-Fiでの通信:暗号化されていないWi-Fiでは、通信をのぞかれるおそれがあります
セキュリティソフトの多くは、こうした「だまし」への備えを、1つのアプリにまとめてくれるのが強みです。数字で見たサイバー攻撃の現状と対策は、サイバー攻撃の記事にもまとめています。
セキュリティソフトの選び方:4つのポイント
1. 守りたい台数とOSを数える
家族のパソコン、スマホ、タブレットを合わせて何台か。iPhoneとAndroidが混ざっているか。製品によって、台数の数え方や、OSごとに使える機能が違います。
2. 必要な機能を決める
ウイルス対策だけなら、標準機能でも足ります。セキュリティソフトを選ぶなら、「詐欺サイト対策」「VPN」「パスワード管理」「子どもの見守り」「情報漏えいの見張り」のうち、どれがほしいかで選びましょう。
3. 無料体験で、重さと使い勝手を試す
多くの製品に無料体験があります。古いパソコンでは動きが重くなることもあるので、買う前に試すのがおすすめです。
4. 2年目以降の料金と、自動更新を確かめる
1年目は割引でも、2年目から料金が上がる製品は少なくありません。自動更新になっているかどうかも、申し込む前に確かめておきましょう。
定番の2つ:ESETとノートン
日本でよく使われている製品の中から、性格の違う2つを紹介します。機能は、それぞれの公式サイトをもとにしています(2026年10月時点)。
ESET HOME セキュリティ:Windowsでの細かい守り
スロバキアのESET社の製品で、日本ではキヤノンマーケティングジャパンが販売しています。とくにWindows向けの機能が細かく、大事なフォルダーを書き換えから守る機能や、Webカメラ・マイクを勝手に使わせない機能などもそろっています。
- プランは「エッセンシャル」「プレミアム」「アルティメット」の3つ
- 危ないサイトを開く前の警告(フィッシング対策)、ネットバンキングやネット通販の通信を守る機能
- プレミアム以上はVPNつき。アルティメットは、ID保護(個人情報の見張り)なども加わる
- Windows・Mac・Androidに対応。iPhoneはVPNと管理アプリのみ
- 30日間の無料体験あり(公式サイトによると、クレジットカードの登録は不要)
巧妙な詐欺も、ESETなら見抜く 軽くて強い、家族を守るセキュリティ
![]()
ノートン 360:まとめて守るオールインワン
米国のGen Digital社の製品です。ウイルス対策に、VPNやパスワード管理などをまとめた「オールインワン」型で、家族の端末をまとめて守りたい人に向いています。
- プランは「スタンダード(1台・2台)」「デラックス(3台)」「プレミアム」など
- ノートン 360のどのプランにも、詐欺対策・パスワード管理・VPNが入っている
- デラックス以上は、保護者機能と、個人情報の漏えいを知らせるダークウェブ モニタリングつき
- Windows・Mac・iPhone・Androidに対応(使える機能はOSによって違う)
- Windows向けのクラウドバックアップつき(容量はプランによる)
料金は、キャンペーンなどで変わることが多いので、申し込む前に公式サイトで確かめてください。
タイプ別のおすすめ
| あなたのタイプ | おすすめ |
|---|---|
| 自分のパソコン1台だけ。更新はきちんと当てている | まずは標準機能で。足りなければESETのエッセンシャル |
| パソコンの守りを、細かく固めたい | ESET(無料体験で試してから) |
| 家族のパソコン・スマホを、まとめて守りたい | ノートン 360 デラックス |
| 子どもの使い方を見守りたい | ノートン 360 デラックス以上 |
| 無料Wi-Fiをよく使う | VPNつきのプラン(ESET プレミアム以上・ノートン 360) |
| iPhoneだけ | 標準機能+ブラウザの警告で十分なことが多い。詐欺対策やVPNがほしければ検討 |
どれを選んでも大事な4つのこと
セキュリティソフトを入れても、入れなくても、次の4つが守りの土台です。
- OSとアプリを最新にする:弱点の多くは、更新で直ります。サポートが終わった端末は、更新が届きません(例:Pixel 6のサポート終了)
- 2段階認証をオンにする:パスワードが漏れても、すぐには入られません
- パスワードを使い回さない:1か所で漏れると、ほかのサービスまで芋づる式に狙われます
- 大事なデータはバックアップする:万一のときも、元に戻せます
なお、セキュリティソフトを2つ同時に入れるのは避けましょう。動きが重くなったり、ぶつかり合ったりすることがあります。Windowsでは、ほかのセキュリティソフトを入れると、Microsoft Defenderのウイルス対策が自動で休み、役目を引き継ぐしくみになっています。
このブログの考え方
このブログでは、毎日のようにセキュリティのニュースを取り上げています。書いていて感じるのは、被害の入り口が「ウイルス」から「だまし」へ移っていることです。だからこそ、「ソフトを入れたから安心」とも、「標準機能があるから何もしなくていい」とも言い切れません。
セキュリティソフトは、安心をお金で買うか、手間で買うかの選択だと思います。自分で更新や設定を確かめられる人は標準機能で、家族の分までまとめて任せたい人はソフトで。標準機能とセキュリティソフトのあいだで、自分に合う守り方を選んでもらえたらうれしいです。
まとめ
- Windows・Mac・iPhone・Androidには、最初から守りのしくみが入っている。ウイルス対策だけなら、標準機能でも十分なことが多い
- iPhoneは、しくみ上ウイルス検査アプリを作れない。セキュリティアプリは詐欺対策やVPNが中心
- 家族の端末をまとめて守りたい人、詐欺サイトや漏えいへの備えを一か所で済ませたい人には、セキュリティソフトが便利
- 選ぶときは、台数とOS、ほしい機能、無料体験、2年目以降の料金を確かめる
- どれを選んでも、OSの更新・2段階認証・パスワードの使い回しをしないことが土台
参考資料
- Windows セキュリティ アプリで常に保護する(Microsoft サポート)
- Test antivirus software Microsoft(AV-TEST・英語)
- macOSでのマルウェアからの保護(Apple サポート)
- Google Play プロテクトを使用してアプリの安全性とデータ プライバシーを確保する(Google Play ヘルプ)
- オールインワンの保護(ESET 公式サイト)
- ノートン 360(ノートン 公式サイト)
※ 記事の内容は、2026年10月26日時点の情報をもとにしています。



